事業展開の失敗による破産

私の友人の話になりますが、友人の親御さんが地域でも良心的で有名な水回りの自営業を行っていました。非常に親切で工務店の下請けから、個人宅の水回りのトラブルに格安で対応していたため、評判の会社でした。ただバブルを経験していましたが何とか乗り切った矢先に世の中が多角展開というなの事業を広げるような動きになってきました。後で知った話ですが友人の会社の同業や商工会の会社がほぼほぼその流れに乗って騙されるように廃業をしていったようです。まったく違う業種への展開があったようで、土木の会社が急に飲食業に手を出したりしたようでほぼほぼ失敗していて儲かったのはリフォーム業者だけだったようです。しかもそのリフォーム会社も商工会のリフォーム会社ではなく全国チェーンのリフォーム会社だったようです。友人の会社もその流れに乗ってしまい、手を出したのが化粧品の販売の様です。当初は急に会社の看板の隣に化粧品の看板が並んだため不思議に思っていましたが多角経営の始まりがそれだったようです。廃業後に友人に聞いた話ですが、化粧品販売は受注後に購入ではなく購入後に販売をするようなスタイルでロットが大きいと単価が下がるため、大量に仕入れていたようです。ただその化粧品の単価は市販品の10倍程度で売れるわけもなく消費期限切れもおこすため廃棄品が増え、借金が増え化粧品の負債が膨れ上がり本業にも影響を出だし奥さんが化粧品の担当をしていたため夫婦げんかも耐えなくなり借金の挙句に倒産、離婚したようです。友人は一軒家から母親とともに市営住宅に引っ越し転校していきました。たまにテレビでも売れないラーメン屋を見つけて多額をつかってプロデュースするような番組を見ると誰がもうかっているんだろうと嫌な思いをします。

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