カードローンで首が回らなくなった私が、債務整理で再起した話

私は現在56歳の男性です。数年前、カードローンと消費者金融からの借り入れが膨れ上がり、返済に行き詰まった経験があります。当時は会社員で、決して高収入ではありませんでしたが、普通に生活できる程度の収入はありました。

問題の始まりは、子どもの進学費用と車の修理が重なったことです。急な出費に備え、初めてカードローンを利用しました。最初は数十万円でしたが、生活費の補填に使うようになり、気がつけば3社から合計350万円以上を借りていました。

月々の返済額は合計で12万円を超え、毎月給料日が近づくたびに胃が痛くなる思いでした。返しても利息ばかりが減るだけで元金が減らず、家族にも言えないまま、夜も眠れない日々が続きました。

ある日、テレビで「債務整理」という言葉を耳にしました。ネットで調べ、無料相談を受けられる弁護士事務所に連絡。丁寧に話を聞いてもらい、私は「任意整理」を選びました。これは裁判所を通さずに債権者と交渉し、返済条件を見直す方法です。利息は免除され、月々の支払いも無理のない額に抑えられました。

それから4年間、毎月きちんと返済し続け、ようやく全額完済することができました。苦しい経験でしたが、「お金とどう向き合うか」を真剣に考え直すきっかけになりました。今は無駄遣いをやめ、生活の見直しも進め、少しずつ貯金もできるようになりました。

借金で悩んでいる方に伝えたいのは、「一人で抱え込まず、必ず誰かに相談してほしい」ということです。相談することで、必ず解決の糸口は見つかります。

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