今から6年ほど前、新婚だった夫の休日の行動が怪しく、問い詰めたところ朝から晩までパチンコ屋に通い詰めていました。私には「一日中漫画喫茶にいた。寝てしまって連絡に気がつかなかった。」などと嘘をついて…。この時点で愛想が尽きかけていましたが、薄給の主人がパチンコに使えるようなお金もなく、その金の出どころを更に問い詰めたところ、カードローン2社分(しかもそれぞれ満額)合わせて80万円借金があることが判明。嗚呼…当時のことを思い出しただけで動悸がしてきました。毎月雀の涙ほどの額をせっせと返しているようでしたが、何百年後に返し終わるつもりなのかわかりませんし、今後子供も欲しいのに…。将来のことも一気に不安になりました。まずは、借金をして、更に嘘をついてまでパチンコをし続ける精神状態は異常だと思い、主人を説き伏せて精神科を受診させました。やはり「病的賭博(ギャンブル依存症)」の診断がつき、主人も自分を客観視できたようです。カードローンへの返済は、本当は本人に払わせるべきでしたが、私の貯金と給与、ボーナスを使い、数ヶ月後になんとか返済…。なんと大学在学中にもらっていた奨学金も、パチンコにつぎ込んでいたということもわかりました。やっと借金を返したかと思ったら今後返していかなければならない奨学金も、パチンコで消えた金なのか…。怒りと虚無感に苛まれました。籍を入れる前に気づいていたら結婚していなかったかもしれません。しかしもう家族となってしまった以上、共に依存症と闘っていきます。その後は今日まで借金をしてパチンコをしたことはなく(パチンコ自体はたびたびしています…)、これで借金問題とはオサラバだといいなと思っています。