私の祖母は人がいいというか、私からすると良すぎてイライラしてしまうような人です。そのため、過去には親戚に何百万円も貸したことがあるそうで、ある日それが祖母のきょうだいにバレてお金を借りた親戚は叱られたそうです。その借金をした親戚は、お金が入るとすぐに使ってしまう悪い癖があるようで、頼れる人がいれば誰とも限らずお金を貸してくれと言っていたとのこと。祖母はなんとか貸したお金を返してもらったようですが、その時のお金はその親戚の家族が貯金を繰り崩してできたものでした。その後、親戚は新事業を立ち上げて借金生活からは見事に足を洗ったそうです。詳しい起業内容は聞いていませんが、40歳から起業の勉強をしていたらしく、それが奇跡的に波の乗ったと聞きました。いろんな人に借金をするようないい加減な人が新事業を立ち上げるといっても、初期費用がかかるだけで成功しないのではと思った私にとっては、世の中そんなこともあるんだなという感想でした。しかし、言われてみれば勉強ができる人は大手企業に勤めるイメージがあり、あまり頭のおできがよくない人の方が起業するようなイメージがあります。新卒時点から大手に必要とされる人はあえて起業する必要も、そのリスクを負う必要もないのでしょう。その親戚はいろいろな人の借金をするようなある意味顔の広い人だったようで、その人脈の広さが起業の成功に導いたのだと言われていました。人騒がせな人です。