学生がエステサロンで契約した末路

友人が学生時代にエステを契約し、後に支払いができなくなり、両親に肩代わりしてもらった話です。 ある日、友人が「エステを契約した」とうれしそうに話してくれました。毎月2万円ほどで、自分の好きなエステを受けられるそうです。そのように聞いた私は、てっきり月額が決まっている、いわゆるサブスクなのかと思っていました。エステにあこがれを抱いていた私は、不要になったらいつでも解約できるのだろうし、それなら私も契約してみようかなと、安易に考えていました。 ところが、実際はサブスクではなくローンを組んでいたようです。しかも、そのエステサロンが悪質だと感じるのは、約20万円のローンを別々の会社から3本契約させていました。それも、知識などほとんどなく、仕組みを理解できていない学生相手に。 しばらく、私もそのことはすっかり忘れていたのですが、数年経ったある日、その友人が頭を抱えていました。理由を尋ねると「あの時契約したエステ、全然行ってないし払うのも大変だから解約したいのに、問い合わせたらもう解約できないと言われた」と言うのです。解約可能な期間や、ローンの仕組みなど重要なことは契約時に説明があったのかもしれませんが、理解できていないままの学生相手にあまり褒められたものではないですよね。友人も友人なのですが、その時点で残金がいくらなのか、利息はいくらになるのかなど、まったく把握できていないようでした。そして、返済が滞っていたために友人の個人信用情報は傷ついてしまいました。 結局、冒頭でもお話ししたとおり資金は両親が肩代わりしてくれて、3本のローンは完済できたそうです。