今から20年程前の20代の時の話です。当時付き合っていた彼女が一人暮らしをしていて金銭的に厳しい状況でした、私は何とか手助けをしたいと思い、食事を奢ったり、電化製品が壊れれば買ってあげたり、何かと彼女の生活費を出していました。当時は彼女も私もギャンブルにハマっており毎回数万円を使っていました。少なからず貯めていた貯金も底をつき、お金を捻出することばかり考えていました。そこで消費者金融の広告やCMが目に留まり、はじめは「数万円なら直ぐ返せれるから借りてみよう」と安易な考えて借りてしまいました。案外手続きは簡単でものの数十分で借りる事が出来ました。もちろん借りた数万円もデート代や彼女の生活費、交遊費、などであっという間に無くなりました。そして「また給料が入ったら返せばいいか」と再びお金を借りました、そんな事を繰り返して行くうちに借りれる限度額の上限がいっぱいになって借りられなくなりました。次に他の消費者金融に手を出してしまいました。数ヶ月のうちに数社の消費者金融から借りてしまい、その頃には毎月の返済が給料では足りず、足らない分は消費者金融から借りる自転車操業となってしまいました。「やばい」と気づいた頃には時すでに遅し、次第に他の消費者金融の限度額がいっぱいになり、新たにカードを作ろうとしても作れない状態に陥ってしまいました。完全に首が回らない状態になりこれからどうしたらいいか悩みました。そこで知人に話をしたところ弁護士に相談をしてみたら、と助言され弁護士事務所へ問い合わせをして、結果「債務整理」という方法で借金を100万円に圧縮して3年間で支払う事になり、毎月の借金地獄から解放されました。この時の安堵は今でも忘れません。