学生時代の借金が膨らんだ話

友人が学生時代に借金をしてまでお金を貸し、
結局お金を貸した相手と音信不通になり、
社会人になって自力で稼いで返済した話しです。

大学生時代に、ギャンブル(主にパチンコ)にはまる友人が多く、
その中に負けるたびに学生ローンでお金を借りる友人がいました。

友人Aは、負けが続きそのたびにお金を借りており、ついには学生ローンでこれ以上借りられないぐらいに借金が膨れ上がりました。

Aは周りの友人にお金を借りるようになり、ついには他の人に学生ローンで借りさせるまでになっていきました。

私も例外ではなく、Aからお金の相談をよくされましたが、断固として断っていました。

ですが、Aにせがまれて断れなかった友人Bは、自分は必要ないにも関わらず、Aのために学生ローンを組んでお金を借りました。
「絶対返すから」というAの言葉をそのまま信じ、その借金をそのままAに渡します。

予想通り、AはBへの借金の返済ができず、「もう少し待って」という決まり文句で、ずるずると遅れていきました。
その間Bは代わりに学生ローンへの返済を続けました。

そしてついにAは大学に来なくなり、音信不通に。
Bの借金を残したまま連絡が途絶えました。

私を含むBの友人はAの地元や知りうる限りの伝手を使って捜索しましたが、
ついに卒業するまで連絡がつくことはありませんでした。

Bは、社会人になってからも学生ローンの返済に追われ、5年をかけて完済しましたが、
Aへの恨みは当然未だにはれていません。

友人を助けるためだったとはいえ、代わりに借金をしたBにも落ち度はあると思いますが、
恨みがはれないのも当然かと思います。

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