「借金問題」と言ったら、私は昔海外旅行でお土産を買い過ぎた時を思い出します・・・。
海外ブランドを買いまくって、気づけば七ケタの借金(カード払い)。それも社会人になる前の、22歳の若い小娘が・・・。
日本に帰ってきて、一気に現実に気付き、買ってきたブランド品を全部売って、バイトをしてどうにか借金を返しました。
そもそもこの借金の要因の一つは、A美というフランス通の知人。
あれは大学の卒業旅行の時。いつもは安いアジア旅行ばかりでしたが、この時ばかりは記念にと憧れのフランスに行きました。
仲良し三人の女友達の中に、「フランスは詳しいから任せておいて」と言って後から加わったのがA美でした。
「それは助かるー」「おいしい店行きたいのー」と私たちは口々に言って、A美の参加を喜びました。
A美とのギャップは空港で会った時から現れていました。
私たちはスニーカーにカジュアルな服装、彼女はヒール靴とブランドニットのワンピースで来ました。
「パパに友達とフランスに行くと言ったら心配して、飛行機をアップグレードしてくれたの。だから、私だけビジネスで行くわね。現地で会いましょう」と言って、颯爽と去っていきました。
唖然とした私たちですが、思い出せば彼女はいつもブランド物を持っていることをやっと思い出しました。
それからフランスでの彼女は買い物三昧。英語もフランス語もできない私たちは彼女について行き、思わず勧められるがままに買ってしまう時もありました(やっぱりフランスのお店は素敵でしたから・・・)。それで気づけば七ケタの借金。日本に帰ってきたらレートが悪くなっていたのも関係していますが、本当に明細を見て血の気が引きました。
買ってきたブランドの素敵なバッグ、財布、スマホケースを、泣く泣く全部質屋に。それでも、最新作を買っていたわけではないのでフランスで買った金額にはならず、元のバイト先にお願いをして、バイトをしました。
もう雰囲気には飲まれまい、と思った出来事でした。